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図書館シリーズ。


「堂上教官なんですか。よろしくお願いします。」
「そんなに、嫌なのか?佐藤」
「別にそんなことは」

ふい、と顔をそらせて、あたりを探る。今日は、警備指導が堂上みたいだ。

「堂上教官、教官はどうしてこのような職をお選びになったのです?」
「それは、そっくりそのまま、返してやる。」
「私ですか。私は、知り合いが図書館で防衛員をしていて、それで興味を持って。」
「その知り合いって?」
「私の兄の友人で、今は関西図書隊で働いています。が、何か。」
「いや、別に悪いとかの問題じゃなくて…」

スタスタ
(ちょ、佐藤!!おまえ、俺を置いて行くのか)
(普通に歩いていますが。コンパスの差なのでしょう)
(うるさい!!…あ)
(…何か?)


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あきゅろす。
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