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図書館シリーズ。


「二正っ、また…。」
「柴崎二正ー、なんて言った?」
「はい…。」
「ふぅ、大丈夫、柴崎はそんなことで怒らない。安心して、リラックス」
「ただいまー」
「柴崎帰ってきたよ。おかえりなさい柴崎さんっていっといで」
「は、い。」
「すいませんでした、柴崎さん。階級で呼んでしまって」
「別に怒っているわけじゃないんだからさー、もうちょっと気楽にいこうよ、気楽に」
「なかなか戻ってこられなかったので私が怒らせてしまったのかと」
「違うって、手塚とロビーで話をしていただけよ。今日笠原の所に遊びに行ってたから」
「へー。」
「佐藤は行かなかったの?」
「ちょっとね。」
「それならよかったですけど…」
「それそれ、その顔リラックスしていいんじゃない。そういう顔で暮らしてくれると嬉しいわあたしも、同室に緊張されてるとこっちも肩こっちゃうし」
「柴崎お風呂?」
「うん。一緒に行く?」
「ごめん、先に入った。」
「そ、ならいいんだけど。」
「眠たいから先に寝る、おやすみ柴崎、水島さん」

(おやすみなさい、佐藤さんなんか、佐藤さんって。)
(佐藤?佐藤がどうしたの?)
(結構自分の世界を大切にしてるのかなと思ってたんですけど、なんだかちょっとイメージがはずれちゃって)
(佐藤は前からああだし、困ったことがあればどうにか処理してくれるから、悩みとかあったら相談してもいいと思うよ)
(へぇっ。)

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あきゅろす。
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