図書館シリーズ。
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「今日からよろしくおねがいします。柴崎三正。佐藤二正」
「同期なんだし。動機に量でも階級で呼ばせてるのなんてなんか、仲悪く見えるから、ね？柴崎でいいわ。ほら私もべつに佐藤は佐藤って呼んでるし、ね。」
「でも、やっぱり三正や二正を呼びすてになんて。」
「せめて、さんとか、ちゃんで呼び合おうか。強要はしないよ、水島さんがいやならいいんだよ。」
「へんな遠慮はナシ、言いたいことがあったら直ぐに言うコト。いい？」
「お茶とか買いに行くけど、何かいる？」
「ううん、いらないや。水島さんは？」
「あ、大丈夫です。」
「そう、じゃあ行ってくるわね」
「ケーキ焼いとくから早くな」
「わかってるわよ、一度だって佐藤のケーキ食べ損ねたことないもの」
（早くな？）
（何回も言わないの。行ってきます）
（はいはい）
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