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図書館シリーズ。

「帰れ!明日も仕事だろうが」
「柴崎と笠原が寝てるのを確認したら。」
「……ところで、手は大丈夫?」
「まぁ、貫通した傷も癒えましたし…ナイフを掴んだ手も抜糸も済みましたし…跡は残りますがね。」
「ならよかったね。で、話を戻して…慣れてないならちょっとずつ慣らしていく手もあるじゃん。笠原さん相手だと正にじゃじゃ馬慣らしって感じだけどね」
「うるさい」
「逃げられるのが一番怖い。悪いか。」
「……」
「経験ない分リードが要るかもしれないよ」
「それは様子を見ながら考える」
「ここもか……」
「ここも?」
「女子寮も似た話をしてて理解しかねるんで、来たんですけど。」
「どっちも一緒だね。」
「まぁ、そんな感じですかね。」
「とりあえず、バレンタインをオタノシミにの報告を兼ねて。…」

(二人とも寝てるといいんですがね。)
(ワイン二杯で笠原は沈むぞ。)
(飲ませていいんですか?)
(程々にな。…で、お前は男子寮に来るな)
(よく来てますがね、お手洗いとかで)
(お前なぁ!)
(男に間違われるんで、いつもは下ろしてますがね。。)

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あきゅろす。
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