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図書館シリーズ。

「もしもし、いるー?」
「どうぞー」
「毎年恒例のアレだけどさー、今年は二人ともどうするの?笠原は四年目にして初参加?」
「あ、はいはい出ます!」
「じゃあ、笠原参加……と。参加費千五百円かかるからよろしくね。佐藤からは、貰わないからね。」
「佐藤も参加するの?」
「佐藤は料理上手いし、先生役を手伝ってもらうから、お金は貰えないのよ。」
「で柴崎は?」
「笠原と違って渡す相手がそもそもいませーん」
「はいはい、柴崎は例年通りと……」
「今年、あたしでも作れるようなやつですか?」
「安心しろ、入部募集も兼ねてるから、馬鹿が作っても失敗しないメニューをローテーションしてる。勿論馬鹿は笠原も含まれてるからな。」
「今年はあんたが参加してくるのも読めてたから、対策はバッチリよ、ねー佐藤」
「はい。」
「参加費徴収、今いける?」

(あ、ありがと。お釣り足りなくて困ってたから助かるわ)
(きーっ!)
(にしても、佐藤ってなんでもこなすわよね。)
(まぁな。)
(野菜嫌いなのにね。)
(し、柴崎!?)

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あきゅろす。
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