図書館シリーズ。
。
「……勉強してる体裁ってどうやったら繕えるの」
「バカだ、お前はやっぱりバカだ」
「笠原がそうなのは昔からだ、諦めろ。」
「佐藤まで！」
「適当に見繕ってきて。説明しとく」
「まて佐藤、行かないのか？」
「……バカが眠らないように見張り、その後に。」
「お前！」
「二人とも、彼氏彼女でレポート書きに来ましたって雰囲気だせと言わないけど、殺伐とした空気はやめてくれる？せめて友達の雰囲気だして」
「……ぷっ」
「じゃあ、いってくる。」
「とりあえず、辞書は手元に。新書は写す。手書きコピー。休憩は有りだけど、寝るな」
「見張りにきてるのに寝るわけないでしょ」
「勉強してる体裁を取り繕えない笠原士長が何を。」
「あんた、いつか締める」
「絞めれるならね。」
(だから、二人とも、喧嘩腰じゃなくて……)
(喧嘩は売ってません、笠原が高価販売してるだけです)
(また、アンタは!!)
(三正試験手伝ってやんない)
(あわわわ、ごめん！佐藤)
(……ですって。)
(他人事だね佐藤さん)
(まぁ。)
(まぁ、じゃない！)
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