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図書館シリーズ。

「業務部と合意のうえ、いつもは書庫蔵書の高額書籍を何冊か開架に出し犯人を待ち受けることになった!」
「そっか、本の餌だもんね、今回はあたしのわけないよね」
「馬鹿か。」
「なお、監視は堂上班に一任とする。」
「何で!?ローテーションじゃないんですか!?」
「あほか。笠原」
「主な理由としては、笠原と佐藤だ。監視に女を混ぜると油断が誘える。加えて手塚。学生に見えるしな。国文学の書架や自習コーナーをうろちょろしてても不思議じゃないし。佐藤なら高校で通じる」
「悪かったですね!ちっちゃくて!!」
「佐藤……」
「それに堂上班は線が細いからな。図書館員に偽装して一番不自然じゃない。いかつい男が毎日入れ替わり立ち代わりで応援に出てたら不自然が出るからな、すぐにラフな私服に着替えてこい。開館時間と同時に監視場所に入れ」
「はい。」
「手塚は地味な感じを心掛けて、佐藤さんもね。目立たない文学学生をコンセプトに」

(はぁ。)
(い……、笠原)
(ぶっ……)
(何ですか?)
(間違ってもスカートとか穿いてくるなよ)
(そんなこと分かってます!)
(じゃあ、大外刈りはなしだな。)
(そんな昔を!)

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