図書館シリーズ。
。
「佐藤。聞いてる？」
「へ？」
「もー……明日には業務部から特集部隊に依頼がいくからさ」
「何の」
「図書館図書の盗難の話！」
「……あー。私も出るの？」
「囮捜査になるはずよ」
「この手で？」
「まぁ、確保は山猿に任せて……」
「誰が山猿よ！任せといてよ。そんな不心得者は必ず見つけて吊してやるから」
「キャパシティ考えろ」
「わ、分かってるわよ！佐藤、しつこい」
「笠原はん十回言わなきゃ理解しない。」
「するっつうの！」
「しない。…じゃあ、聞くが。前に士長試験の時に、一晩中笠原の耳元で手帳の中身を唱えてたのは誰だ？査問会の時に笠原に対策を作ったのは誰だ？。それで、小牧上官に間違えてリトライ喰らったのは誰だ？」
「佐藤！」
「図書分類法ほら、最初から言え」
「えっと……」
「何十回言わないと理解しない。カツミレ取れるのか？」
「それを言っちゃダメ!!」
「ヤダ。」
(知るか、落ちればいい。１点足りなくても一回士長すればいい。)
(佐藤ー!!)
(大丈夫よ笠原、そんな事を言っても佐藤はきちんと耳元で唱えてくれるわよ)
(柴崎余計な事を言うな。)
［*前へ］［次へ#］
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
