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図書館シリーズ。

「……………あ。」
「佐藤?」
「…あぁどうした、笠原?」
「その素敵な笑顔……」
「別に、今笠原が力一杯叩いた所為でナイフの刃をガッチリ握って縫わなきゃならんぐらいの大出血してしまったぐらいで怒ってないよ?。」
「怒る、怒らないの前に、医者呼べ!!」
「あ……出血量半端ない」
「ちょ、タオル!!佐藤っ」
「ナースセンター行くよ!。」
「…あぁ、何針だろうか。」
「縫え!!」
「自然にくっつきますよ。きっと」
「きっと、じゃなくて!!手塚ナースコール押せ!」
「あ、はい!」
「大丈夫、じきに直ります。」
「直るか!機械じゃないんだぞ佐藤」
「確かに生身の人間ですが?」
「しばらくは、図書館業務になりそうだね。」
「笠原、図書分類法。」
「今、その話じゃないでしょ!!」

(ぐっさり手のひら傷つけてんだから、ほらタオル!)
(落ち着いたら如何ですか?。)
(((((お前がもっと焦れ!!)))))
(だって、別に……しまった、ぐらいしか思ってません。)
(しまった、と思ってる時点で間違いなんだ!気づけ佐藤。)
(とりあえず行ってきます。)

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あきゅろす。
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