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図書館シリーズ。

「ね、笠原。嫌な気がする」
「そう?」
「いや、なんだか。叫び声も聞こえますけど、上官。」
「どうして佐藤も居るんだ?」
「特殊部隊ですもん」
「ですもんじゃねぇ!!」
「電話鳴ってますよ」
「そうか、やっぱりそっちに行ったか。当麻先生の部屋を変えて置いて良かった」
「……ねぇ笠原。」
「どうしたの佐藤」
「ううん、何でもない。」
「嘘でしょ、それ」
「違うよ」
「佐藤が嘘を吐くとき言葉が妙なんだもん。」
「……寝れない。」
「へ?」
「電話終りましたね、どうでした?ネズミ出ました?」
「なんで解るんだ?」
「叫び声が聞こえたんで、なんとなくですよ」

(お前が怖い。)
(粗方予想してましたが)
(じゃあ今後の予想はどうなんだ?)
(亡命だとか、の線まで行きそう。……じゃあ、そろそろ寝ます。おやすみなさい)
(……佐藤寝られないって)
(嘘。じゃあね、また明日の夕方にでも、会いましょ。………笠原)
(何?佐藤)
(なんでもない。いや、手塚がなんか怒った感じがしただけ。)

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あきゅろす。
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