[携帯モード] [URL送信]

図書館シリーズ。

「柴崎。ツッコミがあるんだけど、いい?」
「どうぞ。」
「この恰好は何?っうか、ブレザー?え、何女子高生?。」
「うん。」
「うん、て、待て!これ、私の高校の制服っ!!」
「保さんに送ってもらった」
「あの、クソ兄貴っ!!こんな時に限って繋がんない!!んもう!!っうか、この年で高生は痛いから。自前の有るから!!」
「えーっ、せっかく決めたのに。」
「えーっ、じゃない。この年で生足は痛いから!!」
「まぁ、佐藤なら何着ても似合うよ。」
「似合わないから!」
「じゃあいいんじゃない?制服で」
「それは嫌だから。とにかく、着替える。」
「佐藤、こっち向いてー」
「何?……ちょ、柴崎ィイッ!!」

(送ってもらう代わりに、写真頼んだって、お兄さんとお姉さんから。)
(あの兄貴がァっ、大阪帰ったら覚えとけ!!あほんだら!!)
(お姉さんはいいんだ。)
(ええねん。兄弟の中で姉ちゃんには誰も逆らわれんから。)
(…そう、佐藤。着るなら女らしいのね。)
(あ、うん。分かってる。理解してるから。ヒールの高い靴?)
(うん。勿論よ。)
(ブーツは?)
(駄目。)
(えーっ。)

[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!