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図書館シリーズ。

「取り押さえるほうなら自信ありますけど!」
「見ず知らずの男の人が嫌いなんですよ。息が出来なくなるほど。近くに来たら蹴ってしまうのが目に浮かぶ。」
「堂上、こいつらを餌として使えると思うか?」
「使いましょう。犯人の嗜好が分からない以上は餌は各種取り揃えるべきでしょう。」
「なーんだ、愛想のない返事だなぁ。ちょっとは乗せるようなこづも言ってやれば、どうだ」
「調子に乗せたら大コケするのが目に見えてますから。」
「心配しなくてもがっぷり食い付きたくなるくらいの餌にしてあげるわ、食われる覚悟しときなさいよ。」

(柴崎の目が本気になっている。)
(ああ、これ以上説得しても無駄。笠原、諦めろ、その足を世間一般に向けてやれ。どうせ、奴らは質より、時間だ。それにしばらくしたら、インターネットでアップされるだろう。)
(詳しいな。)
(それで、何人か警察に引き渡しましたから。)
(佐藤怖いよ、あんた何者?)
(佐藤です。)
(それは、分かってるけど。)

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