図書館シリーズ。
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「すいません遅れま「堂上！」た…？」
「キャ―――――――――――ッ！堂上教官!?堂上教官ッ！すみませんそんなつもりじゃなかったんですあたし体が勝手に、やだ返事してください死んじゃイヤ―――――!!」
「手塚、うるさいから笠原さんどっか持ってって。佐藤さんも。」
「笠原脳震盪起こしてるだけだから。ほら、行こう」
「うん。」
「あ、ちょっと佐藤さん。いいかい？」
「はい。手塚、笠原を訓練室の道場まで持ってって。」
「あぁ、解った。」
「で、最近は食べてるの？」
「勿論。お茶碗一杯。」
「だけ？」
「それだけ食べれたら十分かと。」
「佐藤さんも救護室行き決まりね。」
「私、笠原を持って行かないと」
「手塚が居るし大丈夫だから。ほら、行くよ」
(でさ、佐藤さん。)
(何か？)
(どうして笠原さんあんな酷い顔してるの？)
(おそらく、解ったんじゃないですかね。笠原一士の王子様が)
(あぁ、かもね。で佐藤さんは１リットルぐらい点滴ね。)
(……はい。)
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