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「柏原ー!お前今日日直だったよな?
放課後これ頼むわ!!よろしく!!」
んじゃ、今日の授業はここまで。宿題わすれんなよー。

「起立、礼ー。」



世界史の教師でもあり担任でもある萩本。

ムカつくから先生、はつけないけど。

そう言って萩本は教室を出て行った。

あのムカつく台詞を残してね!!



「…はぁ〜?!
ちっ、あの担任面倒くさいからって自分の仕事押し付けやがった!!うざいー。」



「ふふっ。春香口悪いよ。
どうしたの?めずらしい。いつもは仕方ないなぁってあっさり引き受けてあげてるのに。」



「夕綺(ユウキ)。だってさ、今日あたし掃除当番も重なってんの。それに、委員会で出されたのも片付けなきゃだし。
課題だってあるんだよー?はぁ。実は多忙なのに…。」




「まぁ、課題に関してのみはみんな一緒だよね。
ってかね、はやくご飯食べない?時間なくなっちゃう。」



時計を見ながらそう言った夕綺は、もうお弁当箱手に持って机とかの準備してる。

あ、夕綺ていうのは椎葉夕綺(シイバユウキ)のこと。

名前に劣らずってか相応しく、すっごい美人さんなんだ。


だからすっごいモテる。 …はず。

あんまそんな話題にはならないからアレだけど。



「ほらね?やっぱ不公平じゃん。」




「そりゃ春香の宿命でしょ。今までにも頼まれたことあったでしょ?」
いただきまーす。


っていって、なんとも女の子らしいお弁当をつついた。配色とかこだわられてる感じ。

やっぱモテる女の子だ。うん。




「いただきます。
宿命って…。それにあたしだけが頼まれ続けてるわけじゃないしね?」



「でもさー。萩本センセは絶対春香のときしか面倒くさそうなの頼まないよ。
やっぱ期待とかされてるって。」

夕綺はそう言って笑った。

卵焼き食べながら。



「そんな期待いらねー。
…あのさ、その卵焼き、何?」


こんときのあたしの顔すっごい怪訝そうだった気がする。
だってなんか緑が混じってたんだもん・・・。



「何って…卵焼きでしょ?
なんか変かな。」

夕綺は本気でわかってないみたい。
顔が純粋。  ってどんな顔だ;;


「変ってか…あたしにとっては見慣れない。
緑の、何?」



「ああ!グリーンピースだよ♪
春香は入れないんだね?」



「うん。いっつもノーマルだよ♪」




まぁ、いつもと変わんない日々の昼食風景、かな?

いつも二人で食べてることが多い。

たまに四人だけどね。






「ごちそうさまでした。」

あたしの方が今日は食べ終わるの早かった。

いつもは遅いけど;;




「ごちそうさま。じゃ、午後も頑張ろっか。
三時間だけどね!!」



「そうだね〜。寝ないようにしなきゃ。」




「そこを心配するのは春香だけかもね?
じゃ、戻るよ。」

楽しそうに笑って立ち上がった。
机とかも戻しながらね?



「うわ、ひどーい。(笑)
まぁ、気をつけます。ありがと!」









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あきゅろす。
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