*
―コンコン
まだ起きてないことを期待して、だけど一応マナーとして軽くノックする。
予想通り返事はなく、ドアを開けて小っちゃい机を出す。
とりあえずキッチンからお粥を持ってきて机へのせ、春香の顔色を見た。
「ん。朝よりかは大分マシ、かな。
はぁ。
・・・起こすか、冷めると温め直すの面倒くせぇし。」
「おい、春香。起きろー。
お前の大好きな猫特集始まるんだけどなー…。」
あー・・・・・・、うん。
ヤベぇかも。
まだ5時間経って起きてないならこんくらいすればすぐ起きるはずだ。
が、起きねぇ。
・・・・・起きてたの、か…?
いやいやまさかそんなことあるわけないって。うん。ないないってかあったらダメだしさ。まだ5時間経ってないし?そうだって、うん。大丈夫大丈夫。いや、でも俺ずっとここに居たわけじゃないしな…その間に起きてたって事も考えられ…起こされててもおかしくないか。メールとか電話とか………。
はぁ。
本格的にこのまま寝かしたままにしたいんだけど。
でも薬、・・・・・・
ぅあ〜っクソッ!
やるしかないんだろ?!そうなんだろ!?どうせ俺はそうゆう運命だもんなっ!!?
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