*
ハ、ァ ッ
「、ンん〜ッ」
熱っぽい息を吐き出した。
はぁ。・・・コイツ大丈夫か?
俺はいつも通り、7:35に春香と学校へ行くために待っていた。
が、来ない。
5分待っても来なくて、電話しようかと思ったときに来た。
そう、来たには来たんだが・・・
顔は赤く、息は荒く熱を持ち、足取りはしっかりせずにふらふら。
額に手をあてるまでもなく風邪だと判断でき、学校は諦めた。っていうか休ませるのが普通だと思う。
それで、大丈夫行くと言って聞かない春香を説得しつつ家へ行き、さっきベッドに押し込んだところだ。
暑そうにうなる春香を見つつ、俺は今迷っている。
制服のまま寝させていいのか。
皺になったりすると嫌だから着替えて行く。
それが春香の、俺の家で飯を食べるってなったときに一緒に帰らないと言うときの言い分だった。
それなら、制服で寝させるのは無しなんじゃないかと思う。
が、コイツは今正常な状態でないが故に俺の言葉を聞かない。
はぁ。
楽にさせてやりたいのは山々なんだが。
どうにも、な。
これでマジでなんとも思ってないやつならまだいいんだけどなぁ。
・・・・・・しゃーねぇ。
スカートだけ着替えさす、か。
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