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3.5秒


――ガヤガヤ


不思議な効果音すみません。




只今、放課後です。






「お疲れ、千紗」



玲がめっちゃ笑いながら声を掛けてきた。


そう、実は凄かったのだ。



なぜだか一時間目が終わった直後、他クラスから生徒が集まってきた。

そして、あの発言を知っているようで質問(罵声のほうが正しそう)が飛び交い、移動教室の際には指を指され…。


しまいには他学年からも見に来る人が出始め・・・・・・・





どうしようもなくなったために放送部の友達に昼休みを貸してもらい、校内放送で弁解をするはめになった。





「はぁ、もうまじでありない。
ねぇ、玲。あたしが目立ちたくないの知ってるよね?」


これみよがしに溜息を深く吐いて、玲に抗議してみる。




「知ってるよ、もちろん!でもワケは知んない。だからそろそろ阻止してあげようかなって。」



笑顔で、ええそれはもう邪気のなさそうな綺麗な笑みで答えてくださいましたよ。




あぁもうっっ!


そんな興味本位みたいなこと言われても許せないんだから!

てかワケは話したじゃん!!



「…まさか、ワケ話したとか思ってる?」







・・・・・・話した、よ?



・・・うん、話したよ、ね?





………だってそれからじゃん、玲とつるむようになったのって。





嘘なんかじゃないし、あのときの言葉は。





玲が溜息を吐く。


「あんたねぇ・・・。  アレは説明なんかじゃないでしょ。
唯の主張だよ。」






(ぇ、ええっ!!?!?)(ええっ、じゃないよ。ったく。)(そ、そんな…あれは主張jy)(うるさい)


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あきゅろす。
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