Thanks!
【6600hit※not夢】思わぬ所で、


※捏造子供注意
















「あー!また負けたーっ!」

「これで俺の20連勝だな」



ホーガン家某日
クロウと黒音は親子揃ってデュエルをしていた

現在兄である雪斗は昼食を
雪音はお菓子を作成中

必然的に残された二人は暇になる
そしてこれまた必然的

デュエルが始まったのである



「なんでパパに勝てないのかな…?」

「デッキの相性が悪いんじゃねーか?
お前はこのクロウ様の娘なんだからセンスがないわけじゃねぇ」

「パパったら自意識過剰ー」
「うるせーっ!
…デッキの相性が悪いならこっち使ってみたらどうだ?」



そう言って見せたのは自分のデッキ

現在黒音は母である雪音のEFデッキを使っていた
逆に雪斗はクロウからBFデッキを預かっている



「雪斗の奴も相性悪いって言ってたしな…一回交換したらどうだ?」

「雪斗兄に替えて貰って来る!」



シュバッと一度キッチンに姿を消す黒音

何やら口論が聞こえたが直ぐに納まり、これまた直ぐに黒音が戻って来た



「替えて貰って来たよ〜」

「よし、じゃあやるか!」




「「デュエル!!」」












「やったーっ!パパに勝ったー!」

「…オイオイマジかよ…」


結果、黒音の勝利

20回の黒星にようやくの終止符である



「こっちの方が相性いい…」
「みたいだな。案外雪斗もあっちの方が合ってるのかもしんねー」

「じゃあ後でデュエルしてくるね!」





「ご飯できましたよ〜っ!!」

「お、そろそろ行くか」
「うん!」




よっぽど嬉しかったのだろう、黒星は鼻歌を歌いながらキッチンへ向かった

クロウもそれを見ながら後を追う
自分の娘の成長を噛み締めながら





思わぬ所で知る、
(さっきね!私パパに勝ったんだよ!)
(あら、クロウさん負けちゃったんですか?)
(…あぁ)
(雪斗兄っ後で私とデュエルしよっ!)
(はいはい)

((…その内雪斗にも負けるかもしんねぇな…))


_

[*前へ]

13/13ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!