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小説
目撃(拍手log)
エマージェンシー、エマージェンシー。
私はファロン一等兵、通称ライトニング。只今下士官昇格試験のため騎兵隊で研修中。
警備軍の中では最強の誉れも高い…と聞き、憧れもあったのだが艦内を案内してくれた先任曹長を始め、どうにも自由すぎる気がしてならない。
副官のリグディ大尉の風体が極め付きだと思っていたらさらに上があった。

……何故、艦長であるレインズ准将と、先ほどの大尉が私の前でキスしているのだろう。
大尉はなにやら慌てているが、准将はにこにこと「おやバレたかな。内緒にしてくれたまえ」なんだろう、この自由を通り越した雰囲気。ボーダムも観光都市だけあって自由だったが、もう少し色々…色々…そう、人目とか、あったと思うのだが。
アモダ曹長、下士官にならなくても帰っていいでしょうか。


追記:小首を傾げたりいい年なのに内緒とか口走る准将がかわいいなんて一瞬でも思ったのはそれこそ内緒だ!

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