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萌えcanになりました2
4.謎?のスパイ、そして……

甘奈を仲間にした一行は何か手がかりがあるかもしれない……と、ハカセのラボに向かっていた。
その途中、見覚えのある姿が……それはマイだった。
ハカセのお世話をしていたマイなら何か知っているかもと考えたたくひ_いあい達はマイに声を掛けた。
マイ
あぁ、皆様……ごきげんようでゴザイマス。
でもすみません、今は急いでおりマスのでそれでは……。
シャラ
む……?もしかして何かあったのか?


話を聞くと、目を覚ますとアイの姿がなく、代わりに「アイの事が知りたければ指定の場所に来るように 」という手紙があったという。
シャラ
うーむ、いったい誰が……?
これは確かに心配だな……よし、私たちも一緒に行くとしよう。
きっと今回の件に関係があるだろう。


こうしてマイと合流し、指定の場所に向かうとそこにいたのはねぇねぇであった。
ねぇねぇ
来たわね……って、さっちゃん達も一緒だったのね。
後で呼び出すつもりだったけど……手間が省けたわね。
知恵
お姉ちゃん!?もしかしてお姉ちゃんがアイチャンをさらったの!?
ねぇねぇ
違うわよ!私は裏のAMBカンパニーの情報を集めていたの!
シャラ
情報を?ということは裏のAMBカンパニーについて何か知っているのか?


ねぇねぇの情報をまとめると、マイロイドへ愛が強くなりすぎたハカセがマイロイド達を独り占めするために、自分のもとに来るようにプログラムを更新しているとの事だった。
だが、初期型のアイとマイ、たまたま更新を行っていなかった(^^)と、ハカセ作ではないイララは無事なのだという。


また裏のAMBカンパニーの場所はわかっているが海に囲まれた孤島に存在し行くのは容易ではないらしい。
また強力な防衛装置が配備されているらしくそれを突破する為には、アイが起動できる兵器が必要なのだという。
ねぇねぇ
まぁー、どちらにしろハカセの野望を阻止するにはアイの力が必要ね。
(^^)
よっしゃ、それならやる事が決まったな。アイを救出しに行こうぜ!


事情を察した(^^)は決意を固めたようだった。
杏奈
なんだかすごい話になってきたわね……理由は置いといて。
アイの居場所はわからないんですか?
ねぇねぇ
ハカセに捉えられている事だけはわかるんだけど、場所までは……もう少し探りを入れてみるしかないかもね。
摩耶
その必要はない。


ハッとして声がした方に目を向けると、声の主である摩耶と、その隣にはアイがいた。
進む
5.The Future


マイ
お姉様!無事だったでゴザイマスね!
よかったでゴザイマス!
アイ
うふふ、アイチャン。
心配をかけてゴメンナサイね。
甘奈
マヤチャ!?
もしかして裏切ったアタシを怒りに来たんだずぇ!?
摩耶
いや、そうではない。
なぜなら私も裏AMBカンパニーから離れたのだから。
シャラ
なんだと?
お前も裏切っただと?


摩耶は元々この計画に反対だったが……ある日、連日の疲れに耐えかねオフィスで眠っている所をハカセに撮られ、「従わなければこのゆるみきった寝顔を社内にばら撒くっしょ!」と脅された為、協力していたのだという。


だが、イララとシャラのやりとりを目の前にし、やはりハカセのやっていることは間違っていると思い直し、アイを連れて逃げてきたとの事だった。
杏奈
(いちいち理由がしょうもない気がするのは気のせいかしら……)
シャラ
なるほど……ところでイララはどうした?
摩耶
脱出する時には別の場所に移されていてな……すまない。
せめてもの罪滅ぼしだ、協力できる事はなんでもしよう。
ねぇねぇ
ところで、裏AMBカンパニーからはどうやって?
それこそ飛行機でもないと脱出できないでしょうし、島から無断で出ようものなら防衛装置に撃たれそうなものだけど。
摩耶
ああ、それは彼女のおかげだ。
有愛
はーい、あたしだよ。
知恵
有愛チャン!御城さんと一緒だったって事は、有愛チャンも裏AMBカンパニーにいたの?
有愛
あー……話せば長くなるから端的にいうと、あたしは未来から来たんだよね。


有愛はハカセの野望を阻止できなかった未来から過去を変えるために、この時代にやってきたらしい。
ねぇねぇ
うーん、有愛だけど私たちの知ってる有愛ではない……なんか不思議な感じね!
有愛
それはあたしもだけどね〜。
とりあえず今はハカセを止めないと。
ほら、早くそのタイムマシンに乗って。
それ空間移動もできるから、パっと裏AMBカンパニーに向かうよ。
シャラ
何!?この車がタイムマシン……だと……?


物珍しいタイムマシンに心奪われそうになっているシャラを押し込み、タイムマシンに皆乗り込む。
有愛がアクセルを踏み込むと、タイムマシンはだんだんと速度を上げ光に包まれていく……。
(^^)
たくひ_いあいさん、いよいよハカセの元に行くんだな……気合入れていこうぜ!
有愛
それじゃーもっと飛ばすから、しっかりつかまっててねー?


光が収まる頃には、たくひ_いあい達を乗せたタイムマシンは消えてなくなっていた……。
進む
6.真実(パクリを仄めかしてるのかな?)

絶海の孤島の小さな森の中に、たくひ_いあい達を乗せたタイムマシンは現れていた。
裏AMBカンパニーに近すぎる場所だと、タイムマシンを感知されてしまうかもしれない、という有愛の判断だ。
マイ
すごいでゴザイマスね……。
にあっという間に全然違う場所に……。
杏奈
……で?喜屋武のその格好は?
なんか物騒なものも持っているし。
知恵
えへへ〜!なんか雰囲気出るかなーって!
有愛
まったく、ノリノリなんだから……。
ところでアイの装備はどう?
シャラ
うむ、調整は終わったぞ!
仕組みは理解したから、一応アイ以外のマイロイドでも使えるようにはしておいたぞ。まぁ念のためな!
アイ
シャラ様、ありがとうございます。
これでハカセを止められるのですね……!
マイ
ワタクシも覚悟を決めマシタワ!
お姉様はワタクシがお守りシマス!
ねぇねぇ
準備は大丈夫かしら?それじゃあここからは歩いて向かいましょうか。
摩耶
ここを抜けた崖の先に、裏AMBカンパニーの抜け道がある。
進むとしよう。


一行は摩耶の手引きの元、途中何度も見つかりそうになりながらもどうにかハカセの研究エリアに到着した。
意を決して中に入ると、そこにはハカセの姿があった。だが……。
摩耶
ランが……倒れている?
シャラ
なにぃ!?……オイ、貴様!倒れている場合か!
よくも私のイララをさらったな!
イララはどこだ、どこにいる!
ハカセ
う、うう……シャラ……それは違うっしょ……。
イラたんは最初から……。
ねぇねぇ
最初から……って?なんの話?
ハカセ
すべては……イラたんの手のひらの上だったっしょ……私もイラたんの命令で……!
シャラ
は?
貴様は何を言って……!?


シャラが言いかけたその時、大きな揺れがたくひ_いあい達を襲った。
生き埋めにならないよう、ハカセを抱え急いで裏AMBカンパニーの外に出ると、そこにはイララ……が、大きなクマのロボットの肩に座っていた。

フフフ……あと少しで私の計画は成就するわ。
でも邪魔はしてほしくないの。アナタ達には少し痛い目にあってもらうわ。
やりなさい、グレートクマタン!


そう言うが早いか、たくひ_いあい達にむけグレートクマタンの口からビームが放たれた……。
進む


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あきゅろす。
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