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くわばらくんとまるいくん
ハゲとガム5



ブン太に告白された。友達としての好きではなく、恋愛対象としての好きだと。俺は今までブン太をそうゆう風に思ったことは一度もなかった。というより考えたことがなかったと言った方が正しいかもしれない。あいつは俺が日本に来てからの初めてのダチでテニスをする時は最高のパートナーだ。確かに他の奴よりは特別なのかもしれない。だからと言ってあいつを恋人にしたいとは思わないが。


「ジャッカル…」


あの時の不安そうに俺を呼ぶブン太の声が蘇る。まるで俺に拒絶されるのを怖がるような声。俺は真田と仁王、柳と赤也がいるせいもあって、男同士という偏見がある訳じゃない。別に当人同士が好き合っているのならいいと思う。だが俺達は?ブン太は俺が好き。俺はブン太が好きだけれど、恋愛としての好きじゃない。早く答えを出さなければ。あいつを不安にしてしまうし、俺自身もこんなもやもやを早く追っ払ってしまいたい。


「俺はどうしたら…」






















ハゲとガム
(俺はまだ本当の気持ちに気づいてない)



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