[携帯モード] [URL送信]

log
君という親友(桑原)



「ジャァァァカル!」


「どうわっ…ってぇ…にすんだよなまえ!」


「うるさいジャッカルのくせに。」


「意味わかんねぇから。」


こいつはいつも事あるごとに俺をど突いてくる。ちなみに今日はケツアタックだ。女としての自覚はないのか、お前は。


「ジャッカルジャッカルジャッカルジャッカルジャッカル。」


「なんだよ。」


「ハゲ、コーヒー豆!」


「はぁ…どうしたんだなまえ。」


「う〜…フられた…」


話を聞くとこの前告白して、OKをもらった相手(名前は何だっけな)にフられたらしい。そういえばずっと格好いいって言ってたような。


「うぅ…ぐすっ…何がいけなかったのよぉ…ダイエットも話し方も立ち振る舞いも頑張ったのに。」


「よしよし。」


「最後なんか、お前なんかジャッカルと居ればいいだろとかなんとか言ってさ…」


「なんだそれ、意味わかんねぇな。」


「でしょ?…大体なんでそこにジャッカルが出てくんのよ。」


本当だ。なんでそこに俺が出てくる。まぁ、でも心当たりがないわけじゃない。なんだかんだ俺達はいつも一緒にいるし、多分誰よりもこいつと居る時間が長いだろう。


「ふぅ…でももういいわ!」


「立ち直り早ぇな。」


「そこが私のいい所よ、ジャッカル君。それにあいつ、ジャッカルの事を馬鹿にしたのよ。あぁあのテニス部の目立たない奴ってね。」


「!?」


「全くいい加減にして欲しいわ!テニス部で誰よりも頑張ってるのはジャッカルよ!」


「ふっ…サンキュ…」
























君という親友
(遊びに行くわよ、ジャッカル)(俺もかよ)


[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!