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first letter(氷帝)



『私の好きな人』

近いようで遠い君達が私は大好きでした。それは恋のような甘いものだったのかもしれないし、ただ友達として好きだったのかもしれない。ただ私にしたらどっちでもよくて、君達を好きになれたことが誇りで宝物でした。

私は景ちゃんが本当は誰よりみんなが好きってことも侑くんが実は熱い男だってことも私知ってました。なんでか二人共隠したがってたけれど。

がっくんとジローちゃんは人の感情を察知するのがとてもうまくて悲しい時は慰めてくれて、怒ってる時は一緒になって怒ってくれました。でもそれがどんなに凄いことか二人共分かっていませんでした。

亮ちゃんと萩ちゃんはいつも傍に居てくれました。楽しいことも辛いことも三人で感じてきたのです。

若にちょたに宗ちゃんは本当に素敵な後輩でした。私はそんな後輩が三人も持てたことが嬉しくて仕方がありません。これからの氷帝テニス部を三人ならきっと強くしていけると思っています。

この九人が私の好きな人達です。私はこの光輝いている人達の傍にいれるほど凄い人間ではありません。けれどみんな私を仲間に入れてくれて、認めてくれました。多分私が今まで生きてきた中で一番嬉しかったことです。私は結婚しても、おばあちゃんになってもみんなが大好きです。
みんな私と出会ってくれてありがとう。


「うわっ、ちょ、私の作文貼られてんだけど!?」


「おーい!」


「げ、景ちゃんにジローちゃんにがっくん…」


「読んだよ、これ。」


「うぅ…俺も先輩の事大好きです!」


「わ、ちょ、みんな!」


「ありがとうな。」


「嬉しかったです。」


「ったくお前はいっつも激驚くことするよな。」


「…は、恥ずい…」


「これ、大賞のお花、です。」


「宗ちゃん、随分とおっきいお花だねぇ。でも私、賞なんか取ってないよ。」


「アーン?俺達からしたら、大賞なんだよ。てめぇも、てめぇの気持ちもな。」











































first letter
(ありがとう俺達も君が大好きだよ)



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あきゅろす。
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