寄り道(朝比奈様へ)
カラオケに来て30分。すでに帰りたくなってきた。
「ちょ、跡部てめぇ歌入れすぎなんだよ!」
「アーン?俺様の美声に酔いな。」
「意味わかんねぇし!つか侑士なにプリキュア入れてんだよ!」
「ええやろ、プリキュア。」
「キモっ」
「激うざっ」
「死ね」
「ちょっ、今、日吉死ね言うたやろ!俺先輩やで。」
「じゃあ死んで下さい。」
「いやいや、敬語にしても意味変わらへんし。」
さっきから跡部とがっくんがどっちが歌うかで揉めてるし、宍戸は慣れてるのか適当にサイドメニュー頼んだり、たまに歌ったりしてるし、宍戸は慣れてるのか適当にサイドメニュー頼んだり、たまに歌ったりしてるし、長太郎はその歌ってる宍戸に「素敵です、宍戸さん!」やら「まじ惚れるっす!」と声援やら告白やらを繰り返してる。慈郎に至っては寝てるし。なんで樺地がうつ伏せに寝ててその上に慈郎が仰向けに寝てるんだろう。樺地、苦しいだろうに。アーメーン。
「なまえ先輩。」
「ん?なに日吉。」
「先輩は歌わないんですか?」
「いや、私も歌いたいんだけど…あれの中に混ざってまで歌おうとは思わない。」
まるで地獄絵図だ。とうとう掴み合いの喧嘩が始まった。その中平然として歌ってる宍戸は凄い。とゆうか跡部もがっくんも宍戸が歌ってることに気づけ。なんで喧嘩してるのかわかんなくなってきた。
「じゃあ、先輩。一緒に抜けません?」
「え?」
「俺とデートしてくれませんか?」
「!?喜んで!」
寄り道
(どこ行く?)(なまえ先輩の行きたい所に)
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