思いよ、届け(莉代様から)
「まーくん!おはよう〜」
「げ、なまえか。」
「げって失礼な！それがハニーに対する態度？」
「誰がハニーなんじゃ？」
初っぱなからすみません。
見ての通り私は幼なじみの仁王雅治くんにぞっこんです！
残念ながら付き合ってないけどね。
「まーくん!おはようのチューは？」
「知らんぜよ!俺は朝練に行くぜよ!」
「あ、待ってよ〜！」
ちぇっ。
また逃げられちゃった。
またまたまーくんは､シャイなんだから〜
ちなみに私はマネージャーという面倒な仕事はしてない。
ファンの子みたくテニスコートで見たいけど､汗をかいたまーくんを直視することができなくて…(以下省略
とりあえず教室からのぞいてます。
あ、今日は柳生っちの変装してる！
みんな騙されてるけどそれぐらいわかるんだから！
「あの…」
「柳生っち！」
気づいたら後ろに柳生っちが…
待て、けど柳生っちじゃない！
「まーくんじゃない？」
「なまえさん､何をおっしゃるんですか！柳生ですよ。」
「違うもん！この匂いはまーくんだもんね〜」
「ふっ、やっぱなまえにはかなわんのぉ。」
やっぱりまーくんだ！！
けど､外見は柳生っちだからすごい抵抗がある…
「どうかしたか？」
「いや、外見変わると何か違和感あるなって思って！」
「あ、忘れとった。悪いが音楽テストじゃきカンペくれん？」
「付き合ってくれるなら喜んで貸すよ！」
そぉいや、まーくん音楽嫌いだったね。
「嫌じゃ。まぁ帰り付き合ったるき、頼むぜよ。」
「デート？わかった！はいっ。」
お誘いだぁ〜
ちょっと放課後､楽しみじゃん！
「では､ありがとうございます。なまえさん。」
まーくんは柳生っちに似せて教室を出ていった。
はぁ…何回アタックしても無駄なのかな。
普通ならそろそろ振り向いてもおかしくないはずなのに…
最近､すごく悩んでいる。
本当はまーくんに嫌われてるんじゃないか？とマイナス方向になってしまう。
もぉちょい、このままでいこうかな？
あ、次音楽だからまーくんにカンペ返してもらおう！
前にまーくん発見！
「まーく…」
ん？誰かと話してる…
「雅治って例の子のことどう思ってるの？」
あれって学年で一番綺麗って言われてる子じゃん！
しかも､まーくんにな
てるんだよ。
けど、気になるかも…
「なまえは､ただの幼なじみ。最近は､つっかかってきて困っちょるんよ。」
「やっぱりそうだったんだ。」
「じゃが…」
今の本当？
予想通り私のことウザかったんだ…
二人はまだ話していたけど､怖くて屋上に向かった。
「ははは、やっぱり駄目だったね!」
情けないなぁ…
けど､これで決心した。
もう諦めるし、関わらないようにする。
放課後の話も一緒に帰るだけにした。
あれからまーくんに会っても挨拶程度で向こうも何も言わなかったし、これで良かったと思う。
「あ、なまえさん。」
「柳生っち！久しぶり〜」
お、これは本物だな。
「なまえさん､最近元気がないですが大丈夫ですか？」
「うん、まぁね。大丈夫だよ。」
そうだよね。まーくんの所に最近行ってないもん。
「まーくんに嫌われてるみたいだから諦めようかなって思って。」
「嫌いじゃないぜよ。」
「え？」
もしかしてまーくん？
「まーくんなの？」
「最近見かけんからどうしたかと思っての。」
「だって私のこと迷惑ってまーくん言ってたじゃん！」
悲しくて涙が出てきた。
「なまえ。立ち聞きするなら最後まで聞きんしゃい。」
「え？」
「確かに困るとは言ったがなまえが離れてから少し寂しかったんじゃ。」
「じゃあ私のこと…」
好きだよね？
「違う。」
あり、違うの？
「好きかわからんがおらんかったら物足りないていうんか。」
「そばにいて良いってこと？」
「そうじゃな。」
でも、まーくん自己中だ！！
「結婚してくれるならいても良いよ？」
「は？そんなんしないぜよ！」
「いーじゃん！まーくんのケチ！」
「あ、なまえ待ちんしゃい！」
うわ、まーくん追いかけてきた。
絶対に追い付かれる！
「結婚するって言わない限り一緒にいないもん！」
「それは別じゃ！それに俺はケチじゃないぜよ！待ちんしゃい！」
やっぱりまーくんが好きだけど今はこのままで満足みたいです
いつか付き合えたら良いなぁ…
*****************************
お待たせしました！
しろくろ様､申し訳ないです。
コメディ甘のつもりですが
中途半端ですし切甘ですよね…
文才がなくて悲しいです。
改めてしろくろ様！これからも
よろしくお願いしますね＾＾
←
[戻る]
携帯モード]
[
URL送信]