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シャクナゲ恋歌
出会い
あたしはただいつも通りに学校に行って、勉強(居眠り)して自宅へと帰るはずだった。





「今日は佐々木先生の授業がすっごーい長かった!!ホントにもぉ!!帰ったらパパに勉強見てもらおう!!」





そう………






帰ってパパに勉強を教えてもらって次の日も……無限のループだと思っていたのに……













「…………!?」











目の前には知らない男の人が三人…。しかも日本人っぽくない!!明らかに外国人だよ!!
しかもなんかペラペラとしゃべってるし…。



あたしはとっさに踵を返した。ここは逃げるべし!!




そんなあたしの思考を読まれてしまったのか、あたしはあっさりと捕まってしまった。しかもクロロホルムを無理矢理吸わされて……意識…………が…………。






「こいつがボンゴレ]世に惚れてる女の妹か………いい素材になりそうだ…クスクス」
































「……………んっ」






ボーっとした歪んだ視界を見回すと、見慣れない世界が広がっていた。……ここはどこなのかさえわからないが、それ以前にあたしどうしてここにいるんだろう??





必死に回想を始めてみた。
えっと……学校で怒られて、帰ってたら男の人に捕まりそうになったから逃げようとしたら捕まって、それでクロロホルムを………




吸わさ………れ!!






「ってかここどこよ―――――!!」





「空の上ですよ??」






声のするほうを見てみると、眼鏡をかけていて髭の生えた男の人が立っていた。




「初めまして翠。私の名はヴェルデと申します」



「はぁ……よろしくお願い……するわけないでしょ!!ってかどこに向かってるのよ!!早く日本に返してよ!!」



はぁはぁと呼吸が荒くなったため肩で息をしながら、ヴェルデをおもいっきり睨んでやった。



「残念ながらジャポーネとはしばらくお別れだ。今から向かうのは翠の姉がいるイタリアに向かってるんだよ」



……あたしのお姉ちゃん??ハルお姉ちゃってイタリアに行ってたの!?ってかあたしこれからどうなっちゃうの!?

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あきゅろす。
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