気まぐれ屋
可愛いって言ってよ!!(+10ツナ・甘)
誰でもない……
あなたに「可愛い」って言ってもらいたいの!!
「ねーっ見てみて!!」
クルッと一回転して見せる。
……がどうも興味なさそうに、また机へと目を戻した。
「もーっ!!何とか言ってよーッ」
「かおり…頼むから静かにしてくれよ……」
カッチーン!!
なんでツナはそんなにクールぶってんのさ!!
「ツナなんてもう知らない!!」
そう捨てぜりふをはいて逃げてやった。
ーッ!!悔しいぜコラ!!
なぜかコロネロのものまねをしてしまう自分。
ついに壊れたかも…。
「っちょっと待ってよ!!」
っ………
「離してよ!!あたしまだ怒ってるんだからね??」
「でも離したらかおりはどっか行っちゃうだろ??」
そりゃ……ね??
よく分かっていらっしゃる。
「今は仕事があって忙しいの…落ち着いたらデートしようよ。ちゃんと行きたいところ考えといて??」
そう言って頭を撫でてくれた。
ちゃんと分かってくれてたんだ。
「…その服よく似合ってるよ。可愛い」
「……///!!」
チュッ
おでこにキスをして日曜日楽しみにしといてね。
といってまた書斎に入って行った。
あーっ…やっぱり大好き!!
(十代目ご機嫌がよろしいですね)(今週デートするからな)
(……なるほどな)
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