気まぐれ屋
永遠の誓い(ディーノ寄り・甘)
「ディーノ!!」
パタパタと走って行く。
しかし慣れない服を来ているせいか、走っている姿を見ると、危なっかしくて仕方ない。
「なんだ??…ってちょっかおり!?」
そんなあたしの姿を見て、慌てて走るのを止めようとする。
「なぁに??そんなに慌てて……」
「っ………とにかく!!その格好で走らないでくれ…かおり」
……そうでした。
私たち今日結婚することになります!!
なので今は花嫁姿のウエディングドレスを着ている
「あははーっ。やっぱり慣れないものは着ると辛いなぁ」
あたしはディーノから少し、視線をそらして話した。
………だって
かっこよすぎて、直視出来ないんだもん!!
普段はマフィアスーツを着ることがあっても、なかなか見ることはできないし……
見たことがあっても、やっぱりかっこよくて見れない!!
「そんなことはねーよ!!可愛いし」
最後の『そんなことはねーよ』のあとは、小さすぎて何を言ったのか聞こえなかった。
「うんっ♪ありがとう」
その笑顔は、どの人も魅力されるような太陽のようだった。
あたしはそっとディーノの胸にそっと頭を預けた。
そしてそっと永遠を誓うかのようにそっとキスをした。
「……でもホントにあたしでいいの??」
そう聞こえた。
かおりじゃなきゃダメなんだ。
離しくない……。
一度は、この世界に巻き込みたくないから離れようとした。
でも
かおり泣くばかりだった。
だからもう離さない………
そう決めた。
「何度も言うけど…かおり」じゃなきゃダメなんだよ……
「それでは指輪の交換を……」
これからかおりと…
共に生きて行く…。
全力で守るから…
永遠に傍にいてくれ…。
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