気まぐれ屋
キスから始まる(獄寄り・甘)
今日は修学旅行の二日目だ。
「消灯時間だぞー!!早く部屋に戻れー」
先生の声で、渋々部屋に戻る事になった。
それでも、そのあともお楽しみが待っている。
「あーっ♪かおりやっと来た」
「ほらやっぱり、行ってたんでしょ??獄寺のところに…」
二人はお見通しって事ですね。
「えへっ♪先生に見つかっちゃったけどねっ」
まぁ、早く話そと二人が急かすから、ドタバタと明日の準備をしてから……
一つのベッドの上での雑談。
もちろん内容は…
「かおり!!聞いてよー♪花ってばまた告白されたんだって♪」
「さっすがー♪」
花は面倒見がいいからなぁ…
「ホントに好きな人からじゃないとうれしくないわよ…それより!!かおりはあいつと、どうなのよ??」
やっぱりそれを聞かれますか…。
実のところ……
「キス…したことないんだよ」
「「うそー!!」」
なんて言わないでしょ!!
「あの獄寺がねぇ……」
なんか花………企んでる??
その時だった……
ガラガラッ
「…!?」
そこにいたのは、ここにいるべきでない…いないはずの人がいた。
「ちょっとかおり借りるぜ??」
「どうぞっ」
ってあたしは物ですか!!
「クスッ…じゃああたし達は先に寝てるから、そっちの部屋でどうぞごゆっくり」
ってかおーいっ!!
――――パタン
「あのさ…今言わなくてもいいんだけどさ…来週の土曜空けとけよ??」
「……ふぇ??」
なんのことだっけ??
「……記念日」
「…あっ」
すっかり忘れてた。
もぉーっ!!あたしの馬鹿!!
チュッ…
えっ!?
急に隼人の顔が近づいたと思ったら、暖かいものが唇に触れた。
「…///」
「クスッ」
こんなに幸せで、これからも意地悪彼氏…
ずっと一緒にいよ??
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