気まぐれ屋
お買い物(獄寄り)
「十代目!!明日は暇っすか!?」
「あー…山本と買い物に行くよ。よかったら一緒に行かない??」
そう……いっつもいっつも野球馬鹿とばっかり仲良くする十代目。
「もちろん行きます!!」
もっと俺を頼ってほしい。十代目の右腕だから。
「おはよう獄寺!!」
「おはよう獄寺くん」
そうやっていつも山本が笑顔がむかつく。
ギロッ―――
「まぁまぁ…じゃあ行こっか!!」
イライラは収まらないどころか、増えていく一方。
「獄寺くんは何か買わないの??」
さりげなく気を使ってくれる十代目。
自分のせいで、迷惑をかけるわけにはいかない。
「おっ!!」
ちょうどいいところに、イカスな物が売ってあった。
「十代目!!こっちとこっち…どちらが自分に似合いますかねぇ??」
そう言って、髑髏のネックレスとブレスレットを見せてみた。
「んー…獄寺くんは……こっちの方が似合うかなぁ…」
そういわれた瞬間…
「これ下さい!!」
なんの迷いもなく買ってしまったのだ。
金額は聞かないでくれ。
それ以来俺の機嫌はよかった。
そしてそれ以来、俺は学校に毎日付けていた。
胸元を光らせて………。
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