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オレンジの涙
ジェラート
「わぁーいっ!!ここのお店おいしそーっ♪あっ!!こっちにもいいお店があるよーっ」


男の子三人組より一歩前を歩いている。と言うよりスキップの方が正しいと思う。


あっちの店もこっちの店も可愛いし、もぉ新しい町ってワクワクするから大好き!!


「さくら楽しそうだね」


「全くだそ…でもずっと屋敷にいて暇だったんだろ」


「相変わらずだよなぁ」



そんなことを話してるなんて……耳も傾けずにひたすら町を駆け抜けていった。




「ジェラート♪ねぇ食べてもいーいっ??」



ディーノさんが来てくれて「どれがいいのか」と言われたんで、一番美味しそうなイチゴ味を選んで買ってもらった。




「ありがとうディーノさん!!……あれ??ツナ達がいない」


辺りを見回してみても、ツナとリボーンらしき人が見当たらない。どこに行ったのだろう??



「そのうち会うだろうから俺らもどこか行くか??」


「うんっ!!」



ジェラートを食べながら買い物をしてまわった。




「……ついてる」


ディーノの指があたしの口元のジェラートをすくいとって、食べていた。



その仕種がエロいんだって!!無駄にドキドキしてしまうあたし。



「…………言ってくれたら自分でとれるのに」



照れた顔を隠すように、下を向いて言った。



その時………





「あらーっ??ディーノじゃなぁい♪久しぶりね!!覚えてるかしら」




目の前にはまたしてもナイスバディな女の人。無駄に胸を見せるような服を着ている。しかも………






あたしを鑑定するかのように全身をレーザービームのような視線で監視したかと思うと、鼻で笑われた……。ムッキーッ!!むかつく!!胸がなくて幼くてすみませんね!!



しかもディーノさんとは腕を組んでるし、しかも胸…あたってますから!!


ってか押し当ててませんか!?

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