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オレンジの涙
それぞれの気持ち
「っはぁ…………」



さっきからさくらの事を考えてばっかり…。





だって……
あんな格好で急に抱き着かれてあの上目遣い……。








反則だろ??







理性を保てただけでも褒めてもらうべきである。










さくらは何食わぬ顔でいるし…。ったく情けねぇ。








「全くだぞ…」





「心の中を読むなよ……」





「じゃあ思うな!!」





無茶ぶりばかり言いやがる。
相変わらずってところだな……

















「ツナ………話しがあるの」





ノックして入ってきたのは紛れも無くさくらだった。




しかも真剣な眼差しで俺を見てくる。思わず俺は目を逸らしてしまった。





「話しって……??」



直感だけどなんか話したい事がわかった気がしてしまった。




さくら……話したいことって??





「ボンゴレってなに??マフィアって!?ねぇ全部教えて!!」






やっぱり……。






知られたくなかったけど…。ごまかしても無駄な気がする。




あの時に聞かれてたんだ。
わざとさくらは笑ってるし。それを見ると余計苦しい。
ごめんなさいディーノさん……リボーン。




それからさくらに全てをありのまま話した。




「ごめんなさい…何も知らないのにツナが辛いのに……」




泣き出すさくら…。


「辛いけど…みんなを守りたいからね??辛くはないんだ」

ほんとだよ?

みんなが…

さくらを守れるなら今辛いことも、全然辛くはないんだ。

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あきゅろす。
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