オレンジの涙
毛虫
「ってなんでメイドなんだよ!?さくらそんな趣味があったの??」
「ってか何があったんだよ??」
優しく撫でてくれるディーノの大きな手に安心感を抱いた。
現在ディーノの首にまだ擦り寄って……いえ抱きついています。
だってまた来たら怖いんだもん!!あたしの苦手なもの……
「もしかして………??」
ツナがハッと振り向く。そうですよーっ!!あたしが1番嫌いなもの……。
「けむしぃ…………」
「やっぱり……」
そうですよ。毛虫だけは昔から無理なんですよ。
昔パパとツナと三人で出かけた時に森でいろんな虫を、捕まえてた時にポトリと降ってあたしのフードの中に入ってきた。
「やぁーっ!?なにこれぇ??」
そう言えたのはごく数分だった。急に体が痒くなってあたしは泣き出した。
「毛虫でかぶれたのか??」
家に帰ってママにお薬を塗ってもらったら痒みもとれて泣きつかれたあたしは寝ていたみたいだったとか。
「あの時は大変だったんだよね…」
しみじみと思い出しながら、ウンウンと言っている。
「とりあえず近くにはいないみたいだから大丈夫だぜさくら」
「ほんとぉ………??グスッ」
「あ……あぁ!!だから…な??」
気がつくとディーノに抱きついていた事に気がついた。
は………恥ずかしい///
そういえば………!!
「お昼のお弁当です!!頼まれたので持ってきました♪」
そういい残してリボーンにお弁当箱を渡してかけて屋敷まで戻った。
ボンゴレの事……
マフィアの事……。
あとでツナに直接聞いてみよ。
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