オレンジの涙 夏の必需品 「あれー!?あたしのアイスがないっ」 夏の夜の必需品!! 「あーっ…さっきディーノさんとかと一緒に食べちゃったよ」 ツナはちゃんと謝っているし、仕方がない。 「あらー??お出かけするのさくらちゃん??」 「ンーっ!!アイス買ってくる!!」 「っ…危ないよ!!」 いくらツナに大丈夫だと言っても、聞いてはくれずに最終的に一緒に着いていく、ということになった。 ママもそっちのが安心だと言って、結局二人で行くことになった。 「ごめんね。わざわざ付き合わせちゃって……」 「んーん!!さくらが危ない目にあうよりずっといいよ」 やっぱり優しいなぁ…。 「ツナは何か食べる??」 「ンーッ」 それよりこれとかみんなに買ってあげよ。と言ってツナが渡したものは…… お菓子セットと飴玉だった。 「……見つけましたよ姫」 そんな言葉なんて気づきもしなかった。 ……まさかもうすぐそこまでやって来ているなんて。 BackNext [戻る] |