オレンジの涙
気をつけなよ??
いつもの帰りのはずだった…。
「さくら!!一緒に帰ろ??」
「うんっ♪あっ…でもちょっとだけ待ってて??提出期限もうすぐのファイル提出してくる!!」
そう言って職員室に急いで向かった。
「―――――――」
風紀委員長の雲雀さんと副委員長の草壁さんがいた。
何か話していたご様子だけど…!?
ちょっと怖いので、なるべくばれないように向かったはずなのに、何故か見つかってしまった。
…やばい!?
これは緊急事態だよっ!!
「ねぇ君??」
「っう…はい??」
……変な声が出ちゃいましたよ!!っ恥ずかしい///
「最近変なやつがいるから気をつけなよ?」
……変な奴??ですか…。
「さくらさん女の子ですからね。何かあったらいつでも言ってください」
草壁さん…。
あたしちょっと風紀委員入っててよかったかも…。
……うんっ
「ゴメン―!!ちょっと遅くなっちゃった!!」
「ちょっとどころじゃねーよ!!」
……うっ。言い返す言葉もございません!!
「まぁ帰ろうぜ??」
ナイスもっちゃん♪
「あっ…さっき雲雀さんがね……」
「えっ!?雲雀さんと会ったの??」
そんなに驚くことですか??
「うんっ…それでね、変な人が最近出てるから気をつけなって……」
「一応さくらも女だからな…」
…ムッ!
一応って何ですか!!
まぁ聞き逃してやろう。
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