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< LOVE AND HATE 1 >
ウ――――――!!!
ウ――――――!!!
――――突然の音の襲来に優は目を覚ました。
劈くような警報音が彼の部屋だけでなく建物全体を揺るがすが如く鳴り響いている。
『アースガルドで警報が鳴る』
――――少なくともそれは彼がここへ来てから初めてのことだった。
パッとシーツを剥いで立ち上がると優は脱いだままの衣服を拾い上げた。ふっと見上げた視線の先で時計の針は午前2時を指している。
――――愛用ナイフの感触を確かめ暗闇の中、彼は玄関へと走り出していた。
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アースガルド:
闇政府組織
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