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Heの小説
from me4
葵「秋山君!秋山君!!」

と・・・俺の名前を宮下が呼んでいるのが聞こえてきた・・・

空「あ!あぁ悪い・・・ちょっと寝不足でぼーっとしていたんだ」

片手でごめんというポーズを取る・・・そしてそんな俺を見た宮下が軽く頬を膨らませて・・・

葵「もう、秋山君!いくら冬休みだからって夜更かしばっかりしていたら後で大変な事になるよ!」

と・・・こんなたわいな会話が続く・・・するとふと会話が途切れ・・・沈黙が訪れた・・・しかし嫌な空気では無い・・・むしろ心地良い位だ・・・中庭から差し込む夕日が彼女の長く艶かな黒髪を紅く彩る・・・病室の外の廊下からはコツコツと色々な足音が聞こえてくる・・・その音を聞きながら彼女を見つめる・・・そして彼女も俺を見つめる・・・紅い夕日に彩られた彼女はとても綺麗だった・・・いつもはとても白くちょっと血色が悪い肌も・・・この時は赤みが帯び・・・とても美しかった・・・すると・・・コンコン・・・カチャ・・・

???「お姉ちゃん!調子はどう!?」

???「葵!!元気してる!?」

と・・・2人の女の子が病室に入って来た・・・すると彼女達は俺の姿を見つけ・・・

???「あ!秋山さん!こんにちは」

と・・・笑顔で挨拶をしてくるこの子は宮下の妹の宮下 翡翠 (みやした ひすい)と言う

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