30 「ぐすっ…ひっく、…ズビッ」 『な…泣き止んだん?』 「ん…ぅ、はい…誰かティッシュ下さいぃ…」 (………散々汚しやがって…!) ──チーンッ うぁ、鼻水すっごい。 箱ごとくれた夜須先輩に感謝だぁ…。 気がついたら30分くらいオレは泣いてたみたいで、授業はジシュだし春チームの人しかいないし…… ……なんか三春先輩の顔怖い、し? …………………はっ! お、オレ三春先輩になんてことぉお! 「泣きついたとか恥ずかすぃーっ!!」 『今更かいっ』 「……ん?そういえばオレ、週間始めてから三春先輩初めて見ました!」 『………』 「もーサボってたんですか?オレ5日もここ通ったのにー」 『………は?』 そんなにサボるなんていけない子めっ!でも今日は来てくれて助かったー…へへ。 ん? あ、なんでここに来たのかって顔してる。そっか、今日が初めてなら分からないもんね! 「オレ、今3年生と仲良くなろう強化週間ってのやってまして、それで…っ、それで、でもここに来るなっていわれでぇ…おこっで…ぇ゙、ふぇっ」 『『!?』』 [*前へ][次へ#] [戻る] |