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「ぐすっ…ひっく、…ズビッ」


『な…泣き止んだん?』


「ん…ぅ、はい…誰かティッシュ下さいぃ…」


(………散々汚しやがって…!)



──チーンッ



うぁ、鼻水すっごい。
箱ごとくれた夜須先輩に感謝だぁ…。


気がついたら30分くらいオレは泣いてたみたいで、授業はジシュだし春チームの人しかいないし……

……なんか三春先輩の顔怖い、し?










…………………はっ!
お、オレ三春先輩になんてことぉお!



「泣きついたとか恥ずかすぃーっ!!」


『今更かいっ』


「……ん?そういえばオレ、週間始めてから三春先輩初めて見ました!」


『………』


「もーサボってたんですか?オレ5日もここ通ったのにー」


『………は?』



そんなにサボるなんていけない子めっ!でも今日は来てくれて助かったー…へへ。


ん? あ、なんでここに来たのかって顔してる。そっか、今日が初めてなら分からないもんね!



「オレ、今3年生と仲良くなろう強化週間ってのやってまして、それで…っ、それで、でもここに来るなっていわれでぇ…おこっで…ぇ゙、ふぇっ」


『『!?』』




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あきゅろす。
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