２８
な、なんか分かんないけど、三春先輩見たら我慢してたのに涙止まんなくなっちゃったよぉお。
先輩の服掴んで、みっともないくらい泣いて…っ…でも泣き止めなーいっ！
せ、先輩のせいだぁあーっ。
『チッ、離せ』
「ああー…っ…やだ、ふぇええーっ！ひっく、ぅわﾞぁぁーんっ！！」
「み、美麻、とりあえずその手を離せっ」
「やぁぁあﾞーっ、びぇえーーんっ！せ、ぱいっ、みﾞはるﾞぜんばぁぁいっ」
『は、あ…！？』
なんかもう三春先輩じゃなきゃ嫌だぁあっ！鳳珠も天理先輩も心配してくれてるのは分かるけど、でももうこの手、離せないよぉっ。
涙も鼻水も止まんないよぉおーっ。
「っ…高知先輩すいません、俺…戻ります」
『……………ん』
『ワイらでぇ、何とかしてみるさかい…原因あんやろ？そっち何とかしぃ』
「……はぁ…」
(クソッ、俺までし、嫉妬してたら意味ねぇだろっ…)
『……アレは、アイツと仲いーのか…』
『勝手に懐かれてるだけだと思うが？』
『ふーん…おい、サボるぞ』
鳳珠も、武生先輩もイチュ先輩も出てく。オレ、色んな人に迷惑かけてるよね……どうしよう、そう思ったら余計涙が…うﾞぅっ。
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