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「え…シン…?」
「早く出てって下さい」
「なっ…ふぇ、い、行くもん…!!」
「美麻っ! てめぇ…!」
「………もとに戻っただけですよ」
カバンも全部持って教室を飛び出した。2年まで声届いてたみたいでみんなオレを見てたけど、そのまま走って3年のクラスに入った。
ぁ…鳳珠、追ってきてくれてる…。
『ミャア?どないしたん?』
「うー…っ」
『…………泣くのか?』
『は?! え、何でやっ!?』
「おいみあ、」
『邪魔だ、なんだてめぇら』
『『り、リーダーッ』』
…………ん? リーダー?
オレの後ろから声が聞こえてきて、何人かが立ち上がって、怖い顔して……リーダーってもしかして…。
パって振り向いたら、鳳珠を睨んでるお爺ちゃんがいた!
…………間違えたっ、三春先輩がいた!!
『あ?……ま、またお前か…』
「うぅ゙ーっ、ぅ、三春ぜんばい゙ぃ…!!」
──ザワッ
「うわぁああッ、あーっ、せん、ぱっ…うぁーっ!」
『み、ミャア何しとんのや…っ!』
「あ゙ぁーっ!ふぇああッ、ぅわぁぁン」
『…………あ゙?!』
((何してんだアイツー!?))
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