23
『みんなで10回も続いてなくねー?』
「あ、ははっ、でも楽しかったー!!」
鼻打ったし疲れたけど楽しい!
なんか…なんだろ、とにかくみんなでってのが楽しくて楽しくて、──っ、
「ね、もう一回!オレ今度一番後ろがいーっ」
「まだぁやるのぉ?」
「えーやろうよ!楽しいじゃんかっ」
『うわっ、その笑顔やばぁい』
『ミャアが楽しそうやし、ワイはエエで』
「やったね。……鳳珠はへーき?」
「っおぉお、おう。そ、その代わり俺一番行くからなっ」
「? うんっ」
鳳珠が一番を選ぶなんて珍しーい。あ、もしかして東の前が良かったのかな?
ん?
ってことはオレ、クマ公の前だぁ!
「お、オレのお尻見ちゃダメだからねっ」
『「はぁあ!?」』
「よーし、並んで並んでっ」
一番最後に並んでみた。
ここならみんな待ってて疲れるとかないでしょ?
………ん? あれ?
オレの後ろに天理先輩が…一番後ろじゃないじゃんっ!
『ミャア、行くで』
「え?うわ、わっ……ギャー!」
「って何っ…通り過ぎて、んだよ!!」
「だだだ、だってタイミングがっ」
『戻ってこ、いっ』
「よ、よーし…っ…っ…!」
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!