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『まぁまぁ、時間もったいないしやろーぜ』
『楽しんどるとこ、見せつけたりぃや』
「ん?」
「……み、美麻が笑えばあいつらも来るっつってんだよっ」
鳳珠が顔ちょっと赤くしてそういった。オレが笑うとみんな来るの?
…………えーなんでぇ?
よく分かんないしそんなことないと思うんだけど、とりあえず大縄することになった。
おぉ…おぉ……縄長っ!
結構ゆっくりかも…。
『ミャア、ついてこいよっ』
「えっ、わ…うまーい!よしオレもっ…っ…っ…!!」
『早くしてくれぇえ!』
「ち、ちょっと待って下さーいっ!今っ…今っ…いけ、飛べ…っ…っ…タイミング分かんなぁぁいっ」
『「得意じゃねぇのかよ!」』
うわっ、鳳珠と羽咋先輩のダブルツッコミ炸裂!
だってー…オレがいつもしてたの、1人のやつなんだもん。
なんか縄が迫ってくるみたいで怖いしさっ。
そしたら、天理先輩がタイミングみて一緒に入ってくれるっていったんだ!
「じゃあもう一回お願いしまーすっ!東、クマ公、ファイツッ」
『オメーだろうが早く飛べ詰まってんだよ!!』
「ぎゃーヤツォ キレたっ!うぁ、しかも羽咋先輩もう入ってるし!」
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