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「泣いてまぜん゙ーっ!だ、から…っ…縄跳びぃい」
『あー…ワイ、涙に弱いなんて初めて知ったわ…』
『俺っちもッスー…』
『クマ公縄かしてぇや、縄跳びする奴はこっち来ぃ!』
「ひっく…ん、ぅ…?」
天理先輩が縄持って、みんなに声かけた。服離してっていわれて離しても帰らないし……やって、くれるのかな?
わわ、桜チームの人はみんな集まってきたっ!
──ズビッ
「ミャア凄い顔」
「うー…ハンカチないもん。東は、する?」
「いいよ。縄回す」
『ほなこっち持ってや。そうそう…で、こっちはクマ公な』
『お?よし、やるぞ茨城ーっ』
「うっせぇ…」
「でもぉやっぱ年上って感じだよねぇ」
うんうんって頷いてリューちゃんがなんかいってた。
なんだっけ…大人の対応?我慢も割り切りも知ってるとか……オレにはちょっと難しかったな。
それから、こう…縄の横? 後ろ?に一列に並んだ。
でもシンと春チームの人はきてくれない…。
「っ…」
「シン…宮古、みんなもやろうよぉ」
『誰が桜なんかと仲良く縄跳びするかっ!』
「っ、お友達だもん!仲良くすーるーのーっ!!」
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