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お、そうだ。ちょっと予行練習でもしとこっかな。
うーん…ジャーンプッ!
ピョン、ピョン、ピョンッ、
ピョン、ピョ、
「あ゙ー引っかかっちゃった!!」
((エアーで!?))
「よーし、次はにじゅうと、……」
「…………ミャア?」
「んー? んんんー…?」
前方、校舎のはじーっこの方に2人発見!ちょっと遠くて小さいけど…うーん…あれはもしかするかもしれない。
授業中のはずなんだけどなー…。うん、呼んでみよっと。
「スーッ、そこにいるのはーぁ!羽咋先輩とぉーっ、天理先輩じゃないですかーっ!?」
「っ、美麻!?」
「うるさいですね…」
「オレオレーッ!オーレーでーす!」
『ぶはっ、オレオレ詐欺はお断りじゃーい!』
ぇ…え゙え゙ー詐欺じゃないしっ!オレだしっ!
………ん?あ、それがいけないのか。えーっと、
「オレーッ、み・あ・さ・でーす!おーいっ」
(………あ、みゃーちゃんだ)
(ふふっ、ミア君の声はよくとおるなぁ)
(は、恥ずかしくないのかなぁっ…)
ブンブンブンって手を大きくふって2人を呼んでみた。
2人とも笑いながらこっち来てくれるけど……な、なんか凄く見られてる気が。
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