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みんな下駄箱でオレのこと待っててくれたんだっ!
足速いからもう校庭まで行っちゃってると思ってたから……くぅぅ、持つべきものはお友達!
急いで靴履き替えて、今度はみんなと一緒に校庭に向かった。
もう置いてかれるのはコリゴリだから、鳳珠の服掴んじゃったけどね!
『5分経過…今日はこんなもんか!』
「クマ公センセーッ!今日は何やるんですかっ?」
『そうだなー…長野は何がしたいんだ?』
「え、オレ?うーん…せっかく外にきたから縄跳びがしたいですっ」
「そこは普通サッカーだろ!」
──ヒュ…ッ
「ぅおっと!へへん、今日のオレは一味違うのだーっ」
「「おー」」
後ろから飛んできた鳳珠の手を、お辞儀するみたいに避けたっ!
鳳珠からチッて舌打ち聞こえたけどね、やられっぱなしのオレじゃないんですぅー。
くふふ、もーこれ以上バカにはならないぞーっ。
『縄跳びか…よーし、今持ってくるから少し待っててくれ!』
「いってらっしゃーい!なわとっびなっわとっび 縄っ跳びー♪」
「うわぁミャアご機嫌ー」
「もっちろん!だってオレ、縄跳び好きだもんっ。久しぶりだなー」
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