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でももう東が急に現れても驚かないもんねっ。
なんか…きっと東はオレが泣くと現れるキューセーシュなんだと思うんだ。
納得 納得!
「もう一個抹茶の食べていいかなっ?」
「さぁ?」
「うー…食べちゃえ!んぐ、んーっ!」
『な、んなんだよ…』
「美味しーっ!!……あ、授業始まるしっ」
「戻るのぉ?」
「うん、じゃあまた今度。武生先輩、イチュ先輩っ」
バイバーイって手を振って八つ橋は天理先輩に渡して。
なんかみんな呆れた顔してたけど……うーん…何でだろ?
なんかしたかな…?
……ん?
そういえばなーんで東がいるんだっけー?
………ま、いっか。
◆
「体育館へっ、いざ!まいらぁぁんっ」
「おいちょっと待て!今日は外だっ」
「…………えっ?」
「昨日いっていたの、聞いてなかったんですか?」
「あー…えーっと、いってたっけ?」
全く覚えないや。
よーし、じゃあ気を取り直して外へ参らんっ!
ダダダダーって走って向かうと、鳳珠たちも後ろから走ってついてきた。
うわ!なんか追いかけっこみたーい!
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