12
オレはただみんなと仲良くなろうとここに来たのに…っ!
三春先輩が見あたらないなーって思っただけなのにぃい!!
怒鳴るなんてヒッ…ヒドい!
「みっ…三春さんはぁ、ミャアの隣の部屋でぇ…」
『だから仲良くなんのか、あ゙?!』
「な゙、るもんっ!……ひっ、また睨んだぁあっ」
((うっせぇ誰かなんとかしろよっ!!))
(チッ、最悪だ…)
『落ち着け武生、雨音と似たようなもんだろう』
『……あ゙?』
『雨音がバカになったと思うんだ』
『………バカに…』
「そ、そうなんですよぉ。ここの常識がぁ通用しなくてぇ…」
………あれれ…なんかオレ、
とってもバカにされてる気がします。
悔しいでっす!!
「な、泣き止んだか?」
「え?………あ、そうだ泣いてたん、だぁ…っ」
「は!?なんでまた…っ!?」
「うぅーっ涙は急に、止まらなっい…」
そしてオレに抹茶を下さいぃ…。そう思ってたらオレの目の前に抹茶八つ橋が現れた!
いっつ いりゅーじょん!!
──パクッ
「んーっ、ま、ひゃっ!」
「美味しい?」
「うん!やっぱ抹茶が一番…って東?」
「泣き声、凄かったから」
「そ、なの?うぁー恥ずかしっ!」
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