8
空のお弁当箱を鳳珠に押し付けて、その教室から出て自分の教室に戻った。
………あ゙ーっ!
もー八つ橋渡せなかったじゃん…。
「あれナマモノなのになー…」
「………ミア?あれ…他の2人は?」
「あ、シン聞いてよ!オレのことウィルスとかいうんだよ!?シンはそんなこと思わないよねっ?」
「はい…?何をもってウィルスと…」
「オレはいい風なのにーっ!!」
(全く意味が分かりません)
に゙ゃー思い出したらまたムカってきた!でもシンは溜め息つくだけで何もいってくれないし……あ、もしかしていい風っていったから!?
シンもそう思ってたのかぁあ!!
「くそぅ…東!東はどこーっ?!」
「いいじゃないですか、あんなの」
「よくないっ!だってあと東しかいないし…っ」
『……アイツならトイレだ』
「え?……あ、ヤツォ!トイレ……え、トイレ?分かったありがとーっ」
(っ…余計なことを…)
(へっ、ざまーみろ)
めっずらしくヤツォが優しく教えてくれた。ありがとうっていってから教室を出てトイレに行くと、東がちょうど出てきたんだ。
うわー…眠そう。
オレに気づいてないかも……ぷぷ、ちょっと面白そうだぞ。
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