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そういって武生先輩がペッて唾を吐いた。うぁ、それ汚いんだぞ!
それに…いいことだと思うんだけどなぁ…。
何をしたいかなんて天理先輩の自由だし、武生先輩って結構感情荒いかも。
「っ…あの、」
──キーンコーン…
「うっわタイミング悪っ!もーまた後できますっ」
『てめぇもくんじゃねぇ!』
『おい、武生』
「来るなっていわれても来るのがオレなんでーす…!」
走りながらいったら、2年の人たちに笑われちゃった。
確かにーって頷かれてるし…っていうか八つ橋意味なかった!
リベンジはお昼じゃっ。
「ってことで先生!オレはお昼のためにお昼寝します!……ぷっ、何いまの」
『………もう、いい…静かにしてくれ』
「はーい。お休みなさーい」
…………………、
……………………………、
「うーん…うーーん……」
『………』
「うぅぅーん……ね、寝れない…!」
「ぶはっ、意味分かんないしぃ」
『アホだろ…』
『長野…寝れなくてもいいから静かにしててくれ…』
「あ、ごめんなさいっ!」
社会の先生が溜め息ついた。
でもさっきまで静かだったのに、オレが寝なくなった途端うるさくなったんだ。
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