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アニメも終わり、少し意味の分からない話をしたらちょうどいい時間に。
はい、夕食です。
「食堂…行くか?」
「もちのろんですよ。昼のトンカツは美味かったな」
「……昼以上にえらいことなるで」
「おぉ…それはそれは」
昼のこと、というのはヤジや陰口悪口。オタク姿の雨音が人気のある睦月といたのだから当たり前。
でも雨音に気にする様子は見えなかったが。
「ではレッツラゴー」
「……おー」
いざ食堂!……という名のレストランへ行かん!
『いやーっ来た!』
『新年様が汚れるぅ』
『オタク死ね!』
『オタ菌がついちゃいますっ』
2人で食堂に入ると、男しかいないのにキャンキャンとした叫び声が。睦月はうるさそうに顔をしかめるが、雨音は面白そうに聞いていた。
「ホンマ堪忍な」
「いやいや…オタ菌というのはどんなのだろ?ね、睦月、オタ菌って何や?」
「ぶっ!何やって…移っとるやん」
「関西弁もなかなか面白い」
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